働く君に伝えたい「お金」の教養

ライフネット生命保険の創業者で、立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんが書いた若者向けのお金の教養の話。若い時にこの本があればなあ・・・

リテラシーとはホントとウソを見極める能力。

  • リテラシーとはホントとウソを見極める能力。
    見極めるためには
    ①政府やきちんとした民間の調査機関が集計・分析したデータ(数字・ファクト)を探す
    ②そのデータをもとにして、偏見を持たずロジック(論理)を組み立てる(p26)
  • できないことは考えないこと。年金が不公平だからと言って高齢者の寿命を短くする、などという方法は通らない。「解」にならない悩みは捨ててしまう。(P45)
  • 誰もやりたがらないことを担うのが政府の役割。社会保障制度は、いつ起こるかわからない不測の事態から国民を守るため。(P60)
  • お金の原則は財産三分法。日常で使う「財布」、なくなってもいい「投資」、流動性の高い「預金」。(P73)
  • お金の使い方を考えることは、自分が何を楽しいと思い何を大切にし、どんな人間になりたいかを自問自答すること。(P88)
  • 「ケチ」と「倹約」を混同しない。お金の使い方ときちんと向き合わない人は、他の大事なことにも正面から向き合わない傾向がある。(P100)
  • 貯蓄は、貯める額を決めたら使わない。(P146)